
(ファイル容量25.6MB)
(ファイル容量10.5MB)
フリーアクセス

若村 正人
通信技術の発達には,電子材料の高性能化とそれを活用するための技術革新が不可欠です.5Gの時代が到来し,Beyond 5Gおよび6Gが提唱されている昨今において,それらの研究動向には高い関心が寄せられています.本特集では,情報通信技術(ICT)で活躍する,あるいは応用が期待される材料,そして計測や応用に関連した技術までを幅広く紹介いたします.(特集担当委員:白石貴久・相見晃久・寺西貴志・渕上輝顕・米津麻紀・望月泰英)

神野 伊策
PZT薄膜を用いた圧電MEMSが商品化されて約25年経過した.これまでの研究開発の過程とこれから期待される新しい潮流について紹介する

加藤 悠人・荒川 智紀
平衡型円板共振器法に基づく高周波材料評価技術を概説し,ポスト5G/6Gおよび量子コンピュータの高度化を支える材料評価技術として,同方法を用いた室温から100℃および4Kから300Kにわたる材料評価技術の開発事例を紹介する.
オープンアクセス

坂井 了
自由空間法を用いた誘電率測定における平面波近似誤差に着目し,これを回避する新たな解析手法を提案する.電磁界シミュレーションによる有効性検証と今後の展開について述べる.

佐藤 幸生
圧電体単結晶における強誘電ナノドメインの交流電場に対する応答を電圧印加その場TEM法で直接観察した.短時間の交流電場の印加でもドメイン構造が大きく変化し,特性向上をもたらすドメイン壁密度の減少や特性低下につながるドメインの生成・成長が明らかとなった.

長田 実

鱒渕 友治
強誘電体である酸窒化物ペロブスカイトBaTaO2Nの分極領域を透過電子顕微鏡で直接観察し,ラマン分光測定から極性結晶構造を明らかにした.
オープンアクセス

上原 雅人・舟窪 浩
最近注目されている(Al, Sc)Nや(Ga, Sc)Nの圧電・強誘電特性を整理し,高周波フィルタやMEMS,メモリ,トランジスタ,電気光学デバイス等,様々な応用に向けた研究動向を紹介する.

保科 拓也
6G通信の実現に向け,主役を担う材料の一つが基板用の低損失誘電体材料である.本稿では,テラヘルツ分光システムを用いて,応用が期待されるガラス,無機-有機コンポジットの複素誘電率をサブテラヘルツ帯で測定した結果を報告する

谷口 博基
近年,高周波や高電圧下において優れた応答特性や安定性を有する誘電体の需要が高まっており,高誘電率常誘電体の新規開発に大きな注目が集まっている.本稿では,我々のグループで見出したケイ酸ビスマス系の高誘電率常誘電体材料を紹介する.
吉村 武
圧電MEMS共振子の振動ダイナミクスを物理リザバーとして利用し,センシングと情報処理を単一デバイスで同時に実現するニューロモルフィック音響センサを開発した.BiFeO3薄膜を用いた共振子により時系列処理が可能であることを実証した.

鈴木 千織

中村 仁

山口 直也