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セラミックス 第54巻 3月号(2019年)

セラミックス 第54巻 3月号(2019年)

今月のオープンアクセス記事

特集 六古窯の魅力

■ 六古窯の可能性pdf

高橋 孝治

■ 時代と共に変わる産地「信楽」pdf

加藤 駿介

■ 焼成,窯pdf

鯉江 明

■ 果てない 食 への好奇心pdf

木村 肇

■ 素材と文様pdf

土本 訓寛

■ 瀬戸の中の『民藝』pdf

水野 雄介

■ 丹波焼と土pdf

今西 公彦

 

特集 耐火物

■ 耐火物とはどのようなものか?pdf

前田 榮造

■ 精錬用耐火物pdf

塩濱 満晴・後藤 潔

■ 鋼の連続鋳造と耐火物pdf

飯田 正和

■ ガラス用耐火物概要pdf

俣野 健児

■ セメント用耐火物の損耗要因と特性pdf

戸田 雅・大野 誠・尾関 文仁

■ 廃棄物溶融炉用耐火物pdf

森谷 典生

■ 耐火物技術教育pdf

平 初雄

 

表紙 pdf

和文目次 pdf

英文目次 pdf

随想

セラミックス薄膜への熱き思いpdf

五味 学

特集 六古窯の魅力

セラミックスはさまざまな分野で現代社会を支える欠かせない素材となっています.現在,先端材料として使われるファインセラミックスも,そのルーツはやきものにあります.原料,焼成,かたちを追求し,機能だけでなく楽しさ,嬉しさをも使い手に与えてくれるやきものには学ぶところが多くあります.古来の陶磁器窯のうち,中世から現在まで生産が続く6つの産地は六古窯と呼ばれ,2017年に日本遺産に認定されました.今回の特集では,六古窯の各産地の陶工の方々にこだわりや思いを聞かせていただき,改めてやきものや六古窯の魅力に触れます. (特集担当委員:梅田隼史,編集協力:高橋孝治(六古窯日本遺産活用協議会クリエイティブ・ディレクター))

★★オープンアクセス★★■ 六古窯の可能性pdf

六古窯の可能性

高橋 孝治

六古窯の魅力は,中世から現在も続く産地である事.今を生きる私たちが,日常の生活に取り入れたり,ものづくりの現場を訪れる事ができる,日本人に親しみのある固有の文化である.各産地の担い手が長い歴史の根本に立ち戻り,六古窯の先人達の姿勢に学び時代に合った仕方を模索し,継承して欲しいと願っている.

★★オープンアクセス★★■ 時代と共に変わる産地「信楽」pdf

時代と共に変わる産地「信楽」

加藤 駿介(信楽)

信楽という「やきもの」の産地が現在にいたるまでどのように発展し変化を遂げてきたのかをお伝えしたい.

★★オープンアクセス★★■ 焼成,窯pdf

焼成,窯

鯉江 明(常滑)

国や地域の境を越えて窯場を行き来しながらその体験を自分の仕事に活かし,自分らしいやきものを続けていこうと思う.

★★オープンアクセス★★■ 果てない 食 への好奇心pdf

果てない 食 への好奇心

木村 肇(備前)

知識は情報化されて,知恵が使われなくなりつつある現代で“やきもの達”が動きまわれるような事は何だろうかと模索している.

★★オープンアクセス★★■ 素材と文様pdf

素材と文様

土本 訓寛(越前)

素材と人が結び付き個体としての器が生まれ,器(文様)が人と結びつき新しい物語が生まれる・・・.その可能性について考えると器や文様を生かす真の素材は,実のところいつの時代も人なのだということに気付かされ日々熱心に器を作り続ける必要性に立ち戻るのである.

★★オープンアクセス★★■ 瀬戸の中の『民藝』pdf

瀬戸の中の『民藝』

水野 雄介(瀬戸)

「人と自然と物との調和」つまりバランスのとれた社会を再構築し,心の通いあう関係を修復していくことがこれからを生きる私たちの課題となる.その先に日本固有の豊かな文化が守られ,その下に経済が育つ世の中になることを願う.

★★オープンアクセス★★■ 丹波焼と土pdf

丹波焼と土

今西 公彦(丹波)

一定の再現性が得られない技法や土の活かし方があり,当時の陶工がなぜそれを必要としたのかを探る過程を楽しみながら続けていく事によって,これが丹波焼だ!と言える物が増え,色々な方々とも共有できる価値感が生まれてくるように思う.

特集 耐火物

耐火物は高温製造工程を持つ産業にとって必須材料であり,生産物の品質を左右する材料でありながら経済合理性を追求する過酷な現状で使用されています.鉄鋼業をはじめとする材料製造業界でいかにして高温製造プロセスに耐火物が利用されてきたか,最新の状況をご紹介していただきます.また耐火物分野の教育という観点からも紹介いただきます. (特集担当委員:新田法生)

★★オープンアクセス★★■ 耐火物とはどのようなものか?pdf

耐火物とはどのようなものか?

前田 榮造

耐火物は,数百℃以上の高温を取り扱う産業,例えば,石油製品,非鉄金属,鉄鋼,セラミックス,セメント,ガラス等,素材産業においては必須の基盤材料である.しかし,耐火物について,一般にはあまり知られていない.そこで,「耐火物とはどのようなものか」について,簡単に説明する.

★★オープンアクセス★★■ 精錬用耐火物pdf

精錬用耐火物

塩濱 満晴・後藤 潔

鉄鋼業において精錬プロセスは溶鉄を扱うため,高温に耐えうる耐火物が必要である.今回,高炉から二次精錬までの各精錬容器で使用される耐火物の概論を解説する.

★★オープンアクセス★★■ 鋼の連続鋳造と耐火物pdf

鋼の連続鋳造と耐火物

飯田 正和

鋼の連続鋳造において,スライドプレートは流量調整を,ロングノズルは汚染防止を,浸漬ノズルは流動パターン制御を行っている.これらは鋼品質に直結しており,高清浄度鋼の溶製には耐火物の機能が不可欠である.

★★オープンアクセス★★■ ガラス用耐火物概要pdf

ガラス用耐火物概要

俣野 健児

ガラス溶解窯に使用されるさまざまな耐火物について製法・組成別に分類し,それぞれの特性,適用カ所について述べる.

★★オープンアクセス★★■ セメント用耐火物の損耗要因と特性pdf

セメント用耐火物の損耗要因と特性

戸田 雅・大野 誠・尾関 文仁

セメントロータリーキルンに使用される耐火物について,施工位置ごとに区分し,損耗要因と使用される耐火物の特性について実炉使用状況を交えて報告する.

★★オープンアクセス★★■ 廃棄物溶融炉用耐火物pdf

廃棄物溶融炉用耐火物

森谷 典生

環境用耐火物について溶融炉で多く使用されているAl2O3-Cr2O3質キャスタブルについて紹介している.さまざまな種類のZrO2原料を添加することによる効果と各原料による性能の違いを示している.

★★オープンアクセス★★■ 耐火物技術教育pdf

耐火物技術教育

平 初雄

耐火物を理解するために,耐火物組織の特徴,原料等,耐火物技術について報告する.また,日本における耐火物教育の現状,さらには欧州における最新の耐火物技術教育の動向等を紹介する.

ほっとSpring International Symposium on Inorganic and Environmental Materials 2018(ISIEM 2018)に参加してpdf

International Symposium on Inorganic and Environmental Materials 2018(ISIEM 2018)に参加して

相澤 守

新 研究室紹介 早稲田大学 先進理工学部 応用化学科無機化学部門 黒田・下嶋・和田研究室pdf

早稲田大学 先進理工学部 応用化学科無機化学部門 黒田・下嶋・和田研究室

黒田 一幸・下嶋 敦・和田 宏明

● 2019年 年会プログラム(工学院大学)pdf

● 受講者募集 セラミックス大学2019(CEPRO2019)pdf

● Grain Boundary~行事だより~pdf

● 会務報告pdf

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● 新刊紹介pdf

● へんしゅうしつpdf

● JCS-Japan vol. 127, no. 3, 2019目次pdf

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